Hanami公式入門ガイド日本語訳【3】Getting Started(2)
http://hanamirb.org/guides/1.1/getting-started/
前提知識
http://hanamirb.org/guides/1.1/getting-started/#prerequisites
始める前に、いくつかの前提を確認しましょう。
まず、webアプリケーション開発の基礎知識はあるものと仮定します。
また、Bundler、Rake、ターミナル操作、MVCモデルでのアプリケーション構築にも馴染みがあるものとします。
最後に、このガイドではSQLiteを使います。
もしこのガイドに沿って手を動かしたいなら、手元の環境でRuby 2.3以上、SQLite 3以上が動くことを確認しておいてください。
新しいHanamiプロジェクトを作る
http://hanamirb.org/guides/1.1/getting-started/#create-a-new-hanami-project
新しいHanamiプロジェクトを作るには、RubygemsからHanami gemをインストールする必要があります。
そうすると、新しいプロジェクトを作るための hanami
コマンドが使えるようになります。
% gem install hanami % hanami new bookshelf
(※ デフォルトでは、プロジェクトはSQLiteを使うように設定されます。
実際の開発のために、このようにしてデータベースエンジンを指定できます: % hanami new bookshelf --database=postgres
)
これで、カレントディレクトリに bookshelf
という新しいディレクトリが作られます。
そこに何があるか見てみましょう:
% cd bookshelf % tree -L 1 . ├── Gemfile ├── Rakefile ├── apps ├── config ├── config.ru ├── db ├── lib ├── public └── spec 6 directories, 3 files
知っておかないといけないことはこちらです、
Gemfile
は、(Bundlerを使って)Rubygemsの依存関係を定義しますRakefile
はRakeタスクを記述しますapps
は1つ以上のRackアプリケーションを含みます
ここに、最初に作られたWeb
と呼ばれるHanamiアプリケーションがあります。
ここには、コントローラー、ビュー、ルーティング定義、テンプレートがあります。config
には設定ファイルがありますconfig.ru
はRackサーバー用ですdb
にはデータベーススキーマとマイグレーションがありますlib
にはビジネスロジックと、entityとrepositoryを含むドメインモデルがありますpublic
にはコンパイル済みの静的ファイルを置きますspec
にはテストがあります
先に、Bundlerで必要なgemをインストールしましょう。そうすると開発用のサーバーを立ち上げられるようになります。
% bundle install % bundle exec hanami server
すると…… http://localhost:2300/ で初めてのHanamiプロジェクトの恩恵にあずかることができます!
こういう画面を見ることができるはずです。(訳註:画像は省略)